東京23区内 唯一残る酒蔵「小山酒造株式会社」
2011-04-01
今回取材をさせて頂いたのは、
今となっては東京23区内にただ一軒だけ残る酒蔵、
「小山酒造株式会社」。
フフフ、日本酒好きのワタクシにとってはタマラン取材先ですワ。
あ、申し遅れました。
ワタクシ今月から番組を担当させて頂くことになりました、
中田美香と申します♪
何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、今回取材をさせて頂いた小山酒造さん、
東京都北区岩淵町に位置し、
東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅から徒歩5分のところにあります。
しかし、ワタクシとスタッフのNくんは、
延々と周辺をグルングルンしてもたどりつかず・・・
迷いに迷いまくりまして(苦笑)。
スタッフのNクン曰わく「うーん、おかしいですねェ、
地図を見る限りはこのあたりが間違いなく
小山酒造のハズなんですけど・・・」。
「え~、その地図が古いんじゃんないのっ!?」byワタクシ。
あーだこーだと∞∞∞
そんなやり取りがしばらく続き、おっと!
気がつきました。
グルングルンしていたその辺りこそ、
小山酒造の広大な敷地の周りだったのだ・・・。
う~む、東京23区内にも関わらず、オドロキの広さです。
小山酒造の歴史は、初代である小山新七さんが、
酒造に適した湧水を発見したことから始まります。
以来、百有余年の歴史の中で酒造りに不可欠という
その土地を開拓&広げてきたそうです。
敷地内の地下には、秩父山系の浦和水脈の伏流水が流れ、
それを汲み上げて酒造に使用しているそうです。
こりゃ、お酒が美味しくなるワケですワ。
良質な水以外にも、小山酒造には様々なコダワリがありまして。
4代目の社長、小山光三さんにお話をうかがうと
「酒造りには科学的なアプローチも必要だ」と。
おお、スゴい説得力。
「職人のカン」を頼りに酒が造られていると思っていたワタクシ、
意外なお言葉でした。
水の分析、蔵の温度管理、酵母の発見などなどを数値化し、
理論とデータを細かく積み上げ、
その上で初めて「職人のカン」や「職人の経験」が生きるんです
ね。
酒造りの奥深さを感じました。
オドロキ盛りだくさんだった今回の取材。
小山酒造さんでは蔵見学も行っているそうなので、
興味のある方は是非こちらまで。
蔵見学では、江戸の地酒「丸眞正宗」の試飲もできるそうです。
これがまたすっきりな喉越しで、グイグイいけます・・・。
ワタクシも仕事の合間にもかかわらず、
グーイグーイいっちゃいました。
小山社長、御馳走様でした。
日本酒の話をしている時は真剣な眼差しで、
試飲させているときは、終始笑顔を絶やさない小山社長。
日本酒への熱き情熱が伝わってまいりました。
小山社長、有り難うございました!
m(_ _)m