日本を代表する人形の製造問屋「人形の久月」

2011-02-03

皆さん、こんにちはっ!!
情熱パーソナリティーの黒田治です。

ニッポン長寿企業、今回は、日本を代表する人形の製造問屋「人形の久月」を取材訪問致しました。

創業は、天保6年。
今年で、176年目、江戸時代の後期から続く、今や業界第一位の老舗です。
本社は、台東区浅草橋にあるのですが、あの辺りには、人形問屋さんが、非常に多く駅を降りると、ちょっと他の街とは違う趣きがありました。
因みに、現在、久月の本社に掲げられたこの看板は、昭和の初め、5代目の時代に造られたものだそうで、風情がありました。
看板-久月


お話しをお伺いしたのは、久月7代目の社長 横山久吉郎さん。
とても長身で、会社が人を育てるのか!?はたまた、人が会社を育てるのか!?
いずれにしても、日本の伝統文化である節句人形を扱う老舗の会社の代表としてのオーラみたいなものがありました。
(個人的な事ですが、私くし、黒田の立教大学の大先輩でもあり、当日は、話しがとても盛り上がりました♪)
2ショット-久月


さて、今回も、本当に興味深い話しが沢山お伺い出来たのですが、特に~

●物作りに対する考え方。
例えば、人形の作り方。
人形の胸を作る際の針金一本とってみても、 1回、1回が、真剣勝負。
そこで、集中が出来なければ、極端な事を言えば、そこまでの時間、努力は、全て意味がなくなってしまう・・・
でも、そこに、こだわる事で、会社とお客さんが、つながっていける安心感が生まれる事。

●欲張らない話。
今、久月は、1都市、1店舗の展開をしています。
それは、「この商い、決して欲張ってはいけない~」という先代からの教えによるものなのですが、以前、現在の社長が、欲張ろう~として、怒られた話は、是非、ポッドキャストで、お聴き下さい。

●ギリギリの勝負の話。
会社としては、当然、生き残っていくために、また、現代の時代に合わせた商いをするために、新しい事に、チャレンジをしていかなくてはいけない。
しかし、同時に、人形本来が持っている良さを変えない事。
この間(はざま)、ギリギリのところで勝負する事~などなど

本当に、面白い話が沢山あります。
それでは、地上波、そして、ポッドキャスト、共に、お楽しみ下さい♪
取材風景-久月



PS、サービスショットです。
実は、久月にお伺いした1月某日。
既に、3月の節句に向けて、繁忙期を迎えていました。
そこで、久月の本社・店舗で見つけた、ナント、380万円のお雛様。
なかなか、買えない値段ですが、写真を撮ってきました。
見るだけでも、ご利益ありそう~
※380万円のお雛様の写真
380万1-久月380万2-久月380万2-久月