株式会社伊場仙
2010-09-02
情熱パーソナリティーの黒田治です。
スーパー残暑が厳しいですねっ。 リスナーの皆さんは、体調、崩していませんか?
ニッポン長寿企業、9月は、日本の伝統工芸とも言うべき、団扇、扇子、和紙製品の製造販売をしている 株式会社 伊場仙を取材訪問させて頂きました。
インタビューをさせて頂いたのは、 創業からは14代当主にあたる代表取締役社長 吉田誠男さんです。
登山が好きで、バイタリティーのあるとても明るい方でした♪
今更ですが、この番組は、創業100年以上の会社にお伺いして、ビジネスのヒントを探るのがテーマですが、伊場仙さんの、創業は、古いですよぉ~。
1590年創業。
分かり易く言うと、安土桃山時代。
豊臣秀吉が、全国統一をした頃です。(昔すぎて、やはり分かりにくいか・・・苦笑)
まぁ、それ位、由緒ある会社だと言う事です。
そして、この会社も、実は、最初から、団扇や、扇子を作っていたわけではなく、最初は土木の会社から始めて、江戸湾の埋め立て工事などをしていたそうです。
そして、その後17世紀の中ごろから、後半にかけて、和紙や、竹製品などを扱うようになったのが、きっかけで、現在の団扇、扇子作りへと進んでいったそうです。
浮世絵の版元でもある伊場仙の社内には、粋な絵の数々も飾られていて、まるで美術館のよう!
因みに、我々、当たり前のようにその存在を知っている扇子というのは、実は、その発祥は、日本で、昔から、「扇の文化」というものも、あったそうなんですが、その話しが、また、粋で、いなせで、すごく面白かったです♪
1200年位前は、女性から、男性に渡す恋文的な役割を、扇子が担っていたらしいですよ~。
さて、肝心の老舗の会社としての魅力としては、伊場仙、独特の考えたとして、まずは、とにかく何でもやってみる 「やまらいか精神」や、また 社訓は、敢えて文章化しない。なぜなら、社長が、社員に、その仕事ぶりを直接、背中で見せる。
等々、4世紀以上続く会社のしっかりとした考え方は、とても参考になりました。
暑いと、ついついエアコンをつけてしまいがちですが、団扇と、扇子の老舗の会社なので、どうぞ、心地の良い、古(いにしえ)からの風を感じながら、お聴き下さい♪
伊場仙の店内でも、パチリ♪
PS、我々、今回3人で伊場仙にお伺いしたのですが、吉田社長の話しを聞いた後、スッカリ、団扇と、扇子に魅了された我々は、本社の1Fに有るこのお店に、立ち 寄り、それぞれ、扇子や、団扇を買ったのでした(笑)