中庄株式会社

2010-08-06

情熱パーソナリティーの黒田治です。

 

ニッポン長寿企業、8月は、紙の専門商社 中庄株式会社を取材訪問致しました。

 

中庄は、創業が、ナントッ、天明3年!!
―――と言ってもなかなか分かりにくいと
思うのですが(苦笑)、
西暦で言うと、1783年。
ですから、今年で、創業227年目~

そして、驚いたのは、創業以来、ずっと変わる事なく、日本の問屋街=日本橋に会社を構えている。

 

因みに、中庄が創業した頃の日本橋は、旅籠町だったそうなんですが、取材当日は、少し西日が射し込む中、すっかり街の表情を変えた駅前、大通りの自社ビルにお伺いをしました。

 

インタビューをさせて頂いたのは、中庄 9代目の代表取締役 中村真一さん。


社長
 

会社は、老舗中の老舗ですが、中村社長、まだ39歳という若さ。

どんな方なのか!?お会いするのがとても楽しみだったのですが、まず、何といっても正直~、そして、とにかく、人あたりの良い、真摯な方でした。

 



今回の放送は、特に2つの楽しみ方があります。

 

ひとつは、会社としての中庄。

中庄の歴史や、中村家に代々伝わる「永代日用記録」という稀有な家訓等々。

(家訓には、顔は冷たい水で洗う事とか、後継ぎは、養子をとる事~とても興味深いですよ)


 


そして、もうひとつは、中庄を語る上で外せない、我々の生活にとても身近な、「紙」自体の歴史や、種類などの話しも、すごい面白いです♪

(紙は、そもそもは、日本ではなく、中国が発祥で、日本に紙が伝わってきて、今年で、丁度、1400年目~等々)



 

という事で、中村社長曰く、「紙は文化のバロメーター」だそうです。


リスナーの皆さん、今月は、227年分の文化を、中庄という会社を通じて、どうぞ感じて下さい。



PS、この写真、何だと思います!?

奏ギュ者

実は、映っている絵は、中庄の創業者、中村庄八さんの自画像だそうです。

今も、中庄のビルの最上階に飾られていました。


227年経っても、同じ場所で、会社を、そして、日本橋という街を見守っているの
かと思ったら、ちょっとノスタルジックな気持ちになりました~。

  

社是

中庄の社是『本事万為信』の前でパチリ★