サイモン&ガーファンクル “明日に架ける橋”特集!
2011-03-21
『Simon & Girfunkel“明日に架ける橋” 特集』。
M.コンドルは飛んで行く
1曲目にお送りしたのは、1970年のそのアルバムから、
“コンドルは飛んで行く”です。
南米のアーティスト:ロス・インカスの演奏に歌詞をつけて歌った!
というフォークデュオとは思えない曲!
ジャンルにとらわれないポール・サイモンの姿がこの当時も
際立っていますね。
さて、1960年代を駆け抜けたS&G。
ビートルズが解散して、JANIS、ジミヘン、ジムモリソン
がこの世を去った1970年に、彼らの歴史もいったん終わりました。
その最後を飾ったのが、彼らの最高傑作『明日に架ける橋。』
M.Baby Driver
M.The Boxer
さて、続いてお送りしたのは、アルバムから“Baby Driver”、
そして名曲中の名曲“The Boxer”でした。
あるボクサーの自伝的な物語を通して、ポールの人生観を歌っています。
アリスの“チャンピオン”は明らかにこの曲を強烈に意識していますよね。
ただ、このナンバーの深み、というところまでには到達していない気がします。
それほどに、リアルで切なくて、そして美しい名曲です。
楽曲最後の強烈なストレートパンチのようなスネアサウンドは、
エレベーターの1Fで思いっきり叩いたスネアの音を、
最上階で拾ったものだと言われています。
サウンド的にも、メロディー的にも、歌詞も、
全てが有機的に融合した、素晴らし過ぎる名曲ですね。
M.The Only Living Boy In New York
M.Cecilia
さて、このアルバム『明日に架ける橋』。
リリース後、あまたの国々でナンバー1となりました。
アメリカでは10週TOP。イギリスでは通算33週TOP、
6年近くチャートイン。日本でも7週連続1位、となりました。
このアルバムが青春の1枚、という方も多いんじゃないでしょうか?
S&Gお得意のフォーキーなサウンドから、南米のサウンド、
ゴスペル、レゲエ、R&R、ボサノヴァまで様々な音楽性がためされて、
全てが完成度高く展開されます。
そして、このアルバムが名作たる理由の最大の1つが、全米1位となった
タイトルトラックでしょう。
ポールが2番まで書いた歌詞に、アートのアイデアで付け加えられた3番。
解散直前で、かなりギクシャクした中で制作された、ということで、
この3番、というアイデアも、ポールはずっと反対していたようです。
ただ、この3番があることで、より前向きで普遍的な名曲になった事実。
ここに、サイモンとガーファンクルの奇跡があるんですね。
“どんなに辛いときでも、僕は君の味方だよ”と歌う
史上最高のナンバーの一つです。
ではお送りしましょう。アルバムのラストナンバー
“Song For The Asking”
そして、オープニングナンバーの“明日に架ける橋”
M.Song For The Asking
M.明日に架ける橋