自然満喫!千葉県・内房の旅!|旅人:村田綾
2018-05-09
こんにちは♪
春という季節が年々好きになっている、旅人の村田綾です。
実は私・・・
小さい頃から、一番好きな場所が「海」なんです。
特に!この時期に海岸から眺めるだけの海。
だけど、私が産まれ育った埼玉県は、海がないから・・・
そう簡単には行けなくて、だからこそ!特別な場所だったのかもしれないけど。
海がある場所に行くと、それだけでテンション上がるし!
癒されてリフレッシュ出来ちゃう不思議な場所。
という事で・・・
そうです!そうなんです!
今回の旅は「千葉県」
海ですよ♪海♪
寒くも暑くもなく、爽やかな天候のこの時期に「海」に行けるなんて・・・
浜辺で水をかけあって、キャッキャッ♪出来るなんて・・・(誰と?(笑))
それだけで幸せ。
そして、よくよく考えてみると、千葉県には海以外に何があるの・・・?
ん?
夢の国、ドイツ村、鴨川シーワールド、落花生、チーバくん。
他には・・・ん~?
海以外に、どこに行くのかとワクワクしながら♪
いざ出発!!
千葉県に向かう車中は・・・
運転席にディレクターの横山パパ。
助手席にカメラマンの橋本くん(弟)。
後部座席に作家の河合ママ。
その隣に私。
うん。
いつも通り、どう見ても家族旅行。(笑)
今までは仮装家族的なところもあったけど・・・
最近では、本当の家族並みに馴染んできちゃって♪
温かいスタッフの皆様に囲まれて・・・居心地の良すぎる旅ロケに個人的に感謝しております。(笑)
そんな事を考えながら、あっという間に!
東京湾アクアラインを川崎から渡ってすぐのところにある「木更津かんらんしゃパーク・キサラピア」に到着。
まさかの!
電気屋さんや、スポーツショップ、アウトレットのすぐ隣に大きな観覧車がある遊園地が!?
園内に入ると、VRシステムが搭載されたコースターや、回転ブランコ、迷路のアトラクションもあったりと、とっても充実。
さらには!遊園地に隣接して、グランピングをコンセプトにしたバーベキューや宿泊施設もあるんです。
夜には、観覧車もライトアップされて雰囲気もいい感じ。
これだったら、子供から大人まで楽しめるし♪
遊んで!美味しいもの食べて!お買い物して!
全て堪能できちゃう素敵な場所。
ここにお泊りした~い。という気分にもなったけど・・・
今回は、その観覧車の前からスタート!
その為、観覧車には乗らず・・・最初の目的地へ。
圏央道の木更津東インターから車ですぐ!
「いんどう・ウォーター・ファーム」さんに到着。
ここではミニトマト狩りが出来ちゃうという事で、河合ママと私は大興奮!
「リコピン♪」「リコピン♪」「リコピン♪」と、リコピンコール!!!
成熟したトマトに含まれている「リコピン」はシミや老化防止に効果があるので、女性にとっては嬉しいお野菜。
しかも!
ここのミニトマトは収穫方法が少し変わっていて、
普通のミニトマトは枝から外されて玉の状態で収穫し、販売されていますが、
いんどう・ウォーター・ファームさんのミニトマトは、枝についた房のまま収穫が出来るんです。
そのぶどうの様な見た目から「房成りグレープトマト」と呼ばれていて、とっても可愛いの。
ビニールハウスの中に入ると、赤やオレンジのトマトが沢山なっていて・・・
ミニトマトの一つ一つがキラキラ輝いて!
お野菜というよりか、本当にフルーツみたいでした。
ここでお話をお伺いしたのは「いんどう・ウォーター・ファーム」の引藤 崇さん。
まずは!ミニトマト狩りの前に、引藤さんが育てている4種類のトマトを一つずつ味見しながら説明して下さるんです。
皮のかたさや、形、甘さがそれぞれ違うんだけど、どれもとっても甘くて美味しかった。
育てていらっしゃる、引藤さんファミリーの愛を感じました。
自分のお好みのミニトマトを狩るのも良し!
色んな種類をまんべんなく狩るのも良し!
楽しみ方、色々。
私は、色んな種類のミニトマトを房ごと収穫させてもらいました。
カゴに入っているミニトマトが、もぉ可愛くて仕方なかったです。(笑)
房ごとだと、ラッピングして贈り物にしてもお洒落だから♪
お土産にもいいかも。
是非!皆さんにも美味しいミニトマト食べて欲しいです。
車の中で、河合ママが「ミニトマト、こんなに沢山!本当に嬉しい♪」って喜んでくれていたので娘としても親孝行できたみたいで嬉しい。
・・・という、謎の感情も生まれて。(ロケなのに。私も楽しんでいるだけなのに。笑
ウキウキしながら、続いて向かったのは・・・
牛込海岸!!!
念願の海だぁ~♪
ここで何をしたかと言うと・・・
小学生ぶりの潮干狩り~~~!!!
そぉ!この瞬間の為に!
私はオーバーオールを着て来たんだから。
家族のみんなに「最近、オーバーオール着てる人みないよね。」って言われながらも、この格好で自宅から電車に乗って来たんだから。
もはや、外見的にはここが旅のメインと言っても過言ではないぐらいの気合の入りようですよ。
しかも!
横山パパと河合ママは、人生初の潮干狩り。
私と橋本くんは、小学生ぶり。
という事で、家族そろって浮かれ気分!みんなで長靴を履いて海岸へ。
そぉ!長靴を履いて・・・。
ん?
橋本くん、何でビーチサンダル?(笑)
「だって、ビーチサンダルでもいいって書いてありましたもん。」
確かに旅のしおりに書いてあったけど。
だいぶ軽装な感じの弟くんの足元を心配しつつ・・・(笑)
お話をお伺いしたのは、牛込漁業協同組合・理事 西脇昇さん。
春から初夏にかけて潮干狩りが楽しめる牛込海岸は、
この時期、大勢の方で賑わっているみたいです。
目の前に広がる海でとれる貝の種類は、アサリ、バカ貝(アオヤギ)、ツメタ貝、ニシ貝。
それをとる為に準備するのが・・・
長靴、手袋、熊手、網、タオルや帽子、日焼け止め!
そして、持ち帰り用にクーラーボックスと保冷剤や氷を持ってくるのがオススメとの事。
とれたアサリは、自宅に持ち帰った後!
貝がいた所の海水で塩抜きをするのが一番!という事で、海水を持ち帰る為のペットボトルもあるといいかも。
私も準備万端で、いざ!
潮干狩り開始~♪
大きなアサリを探して、潮が引いた跡のある浅瀬へ。
西脇さんに「砂浜にある、アサリが呼吸している小さな穴を見つけて!そこを掘るといいよ~。」と、教えて頂きながら!
熊手で、5センチから10センチほど掘り返してみると・・・
熊手の先がアサリの貝殻に当たって、ガリガリと音が♪
砂の中には、大きなアサリがゴロゴロ。
思っていた以上に、色んな貝が沢山とれて掘り返すのが楽しすぎました。
横山パパと、河合ママも、潮干狩りに興味津々だったけど♪
サンダルの橋本くんは、ゆっくりと砂を踏みしめながら
海の生き物を追いかけてキョロキョロ。
アサリを探している最中に、小魚やタニシも見つけたりして、
自然の中で初めて出会う生き物達もいるから、ただ貝を探すだけじゃなくて!
一緒に行った家族や仲間との会話も増えて、とっても楽しい時間になりそう。
6月30日(土)までは「黄金のハマグリ探し」も開催中。
赤や金に塗ったハマグリを見つけた人には、牛込特製「焼き海苔」をプレゼントして頂けるみたいです。
宝探し気分で、チャレンジしてみてください。
いやぁ~♪
久しぶりの潮干狩り!
童心に返って、楽しみすぎちゃいました。
一生懸命に貝を探して歩き回ったから、さすがにお腹も空いて来たので、お昼ご飯へ。
千葉と言ったら海!
海と言ったら海鮮!
私の好きな食べ物と言ったら魚介類!
これは、間違いなく!海の幸を食べに行く流れですから。
我々は、館山駅西口にある「たてやま旬鮨 海の花」さんへ。
元々、館山市は一年を通して豊富な魚介類が水揚げされる「水産のまち」
そんな中、地場産食材に徹底的にこだわったご当地グルメがあり!その名も「館山炙り海鮮丼」
市内で提供されているお店は4店舗あって、その一つでもある「海の花」さん。
店内に入ると、落ち着きのある和テイストの雰囲気で、カウンターには美味しそうなお刺身が並んでいて、見てるだけでも幸せな気分になりました。
そこで、お話をお伺いしたのは…店長の牧孝弘さん。
ご当地グルメの炙り海鮮丼には、いくつか決まりがあって!
メニューの名前が「館山炙り海鮮丼」であること。
地場産魚介類を8種類使っていること。
特製の三段どんぶりを使い、上から順に「炙り海鮮」(一の膳)「刺身」(二の膳)「彩り花ちらし」(三の膳)を用意。
他にも、お米や野菜など、様々な規定の元で作られているみたいです。
実際に目の前に運ばれて来た「館山炙り海鮮丼」は、今まで出会った事がないぐらい豪華で!華やかで!新しかったぁ〜。
一の膳では、そのまま食べても美味しい新鮮なお魚を、自分自身の好みのタイミングまで炙る事で、香りも楽しめてご飯もススム〜。
二の膳では、私も大好物のお刺身が食べられて!
三の膳は、贅沢に彩り花ちらし!色鮮やかなちらし寿司として、それだけでも美味しいのに、
炙りと刺身のお魚をのせて海鮮丼にして食べられるなんて。
もぉ、もはや贅沢過ぎて意味がわからない!!!(笑)
他にもサザエや海鮮汁、お漬物なんかもついて!
全体で何人前ですか?っていうぐらい大満足のボリューム。
「海の花」さんでは、地元定置網から直接仕入れる季節の地魚をメインに作っていると言うことで、お魚は新鮮だし!
その日によって提供されるお魚も違ったりする事も。
これで、1800円ですよ!!!
あり得ない。
きっと、この色んな意味での満足感は館山じゃないと味わえないんじゃないかと思うぐらい、素晴らしい食事でした。
ご飯食べて、こんなに幸せになれるんだ。
って思えたぐらい。
本当に最高だったので!
館山に行く機会があった際は、必ず!(笑)お立ち寄りください。
あぁ〜♪
もぉ、心もお腹も満たされて…
千葉に来てよかったぁ〜。って、すでに感じながらも!
最後は、館山湾にある無人島「沖ノ島」へ。
面積約4.6ha、周囲約1kmの陸続きの小島なんですが、見た瞬間に!
私が来たかった場所は、こーゆーとこー。
って、一気にテンション上がりました。
右見ても左見ても、遠くまで海が続いていて、
その間にある砂浜を歩いて行くと、目の前に小島。
それだけで、日常の事とか全部忘れて!
全身で癒されるのを感じられる。
きっと私の前世は人魚だったんだと思う。(よく言い過ぎ?)
うん!
無人島って響きだけでも、冒険心をくすぐられて、早く島に乗り込みたかったけど♪
まずは、島の楽しみ方を知らなければ!
という事で、お話をお伺いしたのは…
NPO法人たてやま・海辺の鑑定団
海の案内人 竹内聖一さん。
最初に言っておきますが、海の案内人だけあって!本当に海や沖ノ島の事について詳しすぎて、ビックリしました。
自分の前世が人魚だったんじゃないかと思ったのが恥ずかしいぐらい。(笑)
竹内さんの博士っぷりに、ただただ驚愕。
そんな竹内さんから、島に入る前に海岸で見つかった、不思議な物を色々見せて頂きました。
海外から流れ着いた、お菓子やペットボトルのゴミ。ヤシの実。浜辺に打ち上げられて干からびてしまったお魚さん。
亀の頭蓋骨や、クジラの背骨。
さらには!様々な大きさの貝殻。
初めて目にするものが沢山あって、その説明を聞いているだけでも無人島に入った気になるぐらい、興味をそそられるものばかり。
今日も、何か珍しいものが見つかるといいなぁ…という期待を持ちつつ!
みんなで沖ノ島へ上陸。
実は沖ノ島は、約8千年前の縄文海中遺跡や、世界的に注目されている北限域のサンゴを育む貴重な自然が残る無人島。
ですが、少し前にあった台風の影響で、島の木々や花、岩場や砂浜にまで被害があったと仰っていました。
それでも、自然の生き物達はたくましく生きていて!
私が歩いている最中にも、沢山の小さな生き物に遭遇しました。
まず驚いたのが、海にプカプカ浮かぶ…
蟹の抜け殻。
あちらこちらに抜け殻が存在していて、私の心の中の「えぇ〜〜〜」って言う叫びが止まらなかった。
えっ?蟹って脱皮するの?
恥ずかしながら知らなかった私。
気になり過ぎて、色々聞いてたら…
蟹さんの脱皮は時間がかかるものらしく、脱皮が終わるまでに力尽きたり、他の生き物に命を狙われたり、命がけなんだって。
それを知れただけで、生命力の素晴らしさを知って、抜け殻に感動。
また、岩場の小さな石を裏返すと尋常じゃない数の蟹が動き出し!
それを愛おしく持ち上げて、私に差し出す竹内さん。
確かに抜け殻には感動すら覚えたけど、
生きてる蟹を触るのが怖すぎて…
手のひらに蟹をのせられていた時は、ずっと腰が引けていたであろう事を、改めて反省します。
蟹も頑張って生きてるんだから!!!
それから…
浅瀬に流れ着いていたクラゲを発見し、
人生で初めてクラゲを触らせてもらいましたが、思っていた以上に分厚くて!
感触はシリコンみたいな感じ。(言い方!笑)
水族館で泳ぐクラゲは見た事あったけど、近くで見るのは凄く不思議な感覚で…
今思えば、もっとよく観察しておけば良かったなと思うけど、
ビビりすぎて何も出来なかった私。
触るのはちょっと怖いけど、海の生き物は、ず〜っと見てられる。
島の中央部分には、沢山の木々が広がっていて、その多さから山の中を散策しているみたいでした。
時には蛇やモグラ、迷い込んだ猫に遭遇する事もあるそうです。
鍾乳洞にも入らせてもらったんですが、またまた自然の偉大さに感動し、この場所に来られて良かったと心から思いました。
帰り際・・・
沖ノ島を一周し終わろうとした時、竹内さんが立ち止まり「あぁ。」と小さな声を漏らした。
何かと思って視線の方向に目をやると、砂に埋もれた大きな亀の甲羅が…。
一瞬、岩かと思い見落としてしまいそうな甲羅。
恐らく私一人では持ち上げられないぐらい大きな甲羅の中に、亀さんはいませんでした。
竹内さんが言うには、少し前までウミガメが島にいたとの事。
どこに行ってしまったのかは分からないけど、竹内さんの横顔が少し寂しそうで…
改めて、大自然の中で生きていく事の難しさや、自然を守っていく事の大切さを感じた。
沖ノ島に触れる事で、本当に数多くの事を学ばせて頂き!感謝しています。
ロケが終わる頃には、夕日が沈む時間。
海と沖ノ島と夕日。
最高のロケーションをこの目で見る事が出来て!大満足の旅でした。
家族で「今まで思っていた千葉のイメージ、なんか変わったね♪」って言いながら一日を振り返り、大いに千葉の自然を満喫できて幸せ。
皆さんも是非!
楽しさいっぱいの大自然に触れる為、千葉県に遊びに行ってみてください。
やっぱり!
その場に行って、見て、聞いて、触れて、自分の足で旅をする事が大切なんだなぁ…
と再確認できた、旅人の村田綾でした。