南田裕介 presents~インスタ映えする鉄道旅“岳南電車”|旅人:荒井沙織

2018-01-11

南田裕介氏。芸能プロダクション「株式会社ホリプロ」正社員であり、鉄道愛好家。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな南田マネージャーに拾っていただき、活動すること5年。

ついに一人で"鉄"の仕事に送り出される日が来ました。

 

 

初めまして。

今のところ、"鉄分"を持ち合わせていない荒井沙織です。

今回、こちらで初めて旅人を務めさせていただきます!

 

 

 

 

(南田氏との電話にて)

今回は鉄道に詳しくなくても良い?

むしろ素人目線が良い!?

それならぜひとも行きたいです!旅したいです!ラジオやらせていただきたいです!!

 

 

...ということで、担当させていただきました。

しかも今回は2017年の「新語・流行語大賞」で大賞を受賞した【インスタ映え】を探す旅!!

 

 

なんて私にぴったりなんでしょう?

なーんて悠長に構えていた...わけもなく。

 

 

え、え、え、写真!

確かに近ごろ、写真を撮るのを楽しんでいたけれど。

私、シャッター切るの遅いし、初対面の人様(スタッフの皆様)の目前で素敵な構図をひらめく自信ないし、、、バクバクバクバクバクバクバクバク((心音))

といった感じで、随分と緊張をしていたのでした。

 

 

 

 

さてここからが旅当日。

初対面のスタッフさんと新幹線で合流をしまして、車内で軽い挨拶を交わし、着席。

 

台本に目を通しつつも、色んな意味で旅の無事を祈っておりますと、

通路を挟んで斜め前に座る橋◯カメラマンさんの『うわっっ!すっげぇー!富士山!すげー!!』みたいなね、こんな感じの盛り上がりがありまして、少々面食らったというのはここだけの話です(笑)。

この面食らったというのは、

「私、この人より良いリアクションできるかな..。」という、一応の出役としての責任感のようなものですので、あしからず。

 

 

 

 

ここで改めて。

今回の旅では、私 荒井沙織が、南田裕介マネージャーのボイスメッセージによる指令の下におすすめポイントを巡り、鉄道初心者の目線でインスタ映えする写真を撮り歩いています。

鉄道愛好家の方からすると、少々ムズムズするような構図や被写体もあるかもしれませんが(笑)、私が素敵だなと思ったものを切りとってきました。

 

 

 

 

 

私がカメラ片手に旅するのは、

静岡県を走るローカル線《岳南電車》。

 

【東京駅】まずは新幹線で。

【新富士駅】

(初めて降りた駅!ここから全てが初体験!)

【吉原駅】

旅スタート!

 

 

 

 

 

 

 

 

レトロな風合いの駅。

 

 

切符が紙製の硬券なのも、《紙のまち》を思わせます。

 

 

こちらの駅舎、なんでも、古くなって撤去したレールを柱として生まれ変わらせているのだとか。

 

 

そうそう、アーチ状に並ぶ柱たちは

 

「シンメトリーでインスタ映えする!」

と南田氏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、確かに!

《乗車》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【吉原本町駅】

 

 

 

 

 

 

 

 

商店街を歩きつつ、向かったのは、

名物つけナポリタンの草分け的存在

『Coffee Shop アドニス』。

 

 

なんと、事前に連絡がつかなかったため、取材経験のあった作家Yさんが当日取材交渉..!

突然のお願いにも関わらず、マスターの市川さんはじめ、従業員のみなさまがとても丁寧に対応してくださいました。ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

さすが名店。つけナポリタンの提供が始まるa.m.11:00に合わせて、続々と来店するお客さま。あっという間に満席でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

しっかりとコクのある味わいのスープには、たっぷり使われたトマトの酸味が効いていて、モチモチした太麺もツルツルぺろりと完食してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

しっとり柔らかな鶏の胸肉や、とろけたチーズ、絶妙な加減の煮卵など、具材にも大満足!

麺と絡めてある桜海老の香ばしさがまた、食欲をそそります。

 

 

 

 

 

 

 

 

よきところで麺にレモンを絞ると、一層さっぱりといただけます。

 

お腹に余裕があったら、締めにガーリックトーストが食べたかった!

スープを最後まで堪能したい!そんな一杯。

ここから先の区間で、電車は製紙工場の中を走り抜けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

程よい錆感!工場萌えや、錆びた金属萌えのみなさまは、たまらないかと。

複雑に、でもきっと合理的に組まれた鉄色の世界。下をくぐるシーンなんかは、絵本の世界に入り込んだかのような錯覚を覚えました。現役で稼働しているというのもまた..!

【岳南富士岡駅】

2012年に貨物輸送を終了し、現役を引退した電気機関車たち。

彼らがこの駅の側線に、集められているのです!

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ錆びているわけじゃない、一生懸命に働いてきた跡が残る車体の数々は、非常にフォトジェニックなものでした!!

 

 

 

 

 

 

 

 

細かな傷は、長年の仕事で刻まれてきた、職人の手のひらのよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

錆は、思慮深い老人のような雰囲気を醸し出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【須津(すど)駅】

 

この旅の最難関ポイントでした(笑)

《富士山×新幹線》の絶景写真を撮るべく、

「富士山、五合目くらいまで雲で隠れてない?」という疑問は一旦置いて、寒風吹きすさぶ中、健闘!私は健闘しましたよ!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理想のコンディションとはいきませんでしたが、ひらけた空間の中、間近に高架上を走り抜ける新幹線、一見の価値アリでした。

【岳南江尾駅】

 

いよいよ終着駅へと向かいます。

最後は聴覚で楽しむポイント!

岳南江尾駅の手前、小さな踏切に設置してある鐘は、よく耳にする「カーン!カーン!カーン!カーン!」という電子音ではないのです!

昔ながらの打鐘式踏切といって、先端に自転車のベルのような鐘が付いているのですが、

この音がね、良いんです!!!

繊細な、「シャーンシャーンシャーンシャーン」という音色。

これは、空間はもちろん、心に響きました。

 

 

丁寧に、そして気品すら感じる仕事!控えめで、どこか古き良き日本を感じる佇まい。

「録音じゃないのよ。

毎回ここで、電車が通る度に、一つひとつ音を奏でているのよ。」

なんて言っているようだと、鐘を脳内で擬人化してみたり。

 

 

夕暮れの空にとても良く似合う、

鐘の音色でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ディレクターSさんが、きっとみなさんにも素敵なこの音色をお届けしてくれることでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

距離にして9.2kmという短いローカル線だけど、1日楽しめちゃうんだなぁ~!

あぁ~楽しかったなぁ~!!

錆と音がたまらんかった~!!!

 

 

...って、あれ?

なんだか私、"鉄分"増えてる!?

 

 

 

 

 

 

荒井沙織Instagramにて、

鉄道旅の写真を順次公開中!

https://instagram.com/araisaori0310