行って楽しい!新潟・佐渡の女子旅|旅人:柴田幸子

2017-11-02

はじめまして!

KIKI-TABIではお初にお耳にかかります。

クロノスでお耳にかかっていた皆様!お久しぶりです!

井門Pとは同期入社の柴田幸子です(笑)

 

何といっても旅番組は初めての経験。

これまで取材などで全国各地訪れてはいましたが、ゆっくりその地を楽しむ余裕はなく、基本的には単身とんぼ返り、、、。

今回は始めましての取材クルーの皆さんと、その土地の素晴らしさを余すところなくお伝えすべく、ドキドキワクワクしながら旅に出たのでした。

 

新幹線乗り場の入り口で取材クルーの皆さんと待ち合わせ。

ベテラン敏腕Dの横山さんは、私がTFMに入社した当初、泊りのニュースデスクとして朝のJFNニュースを読んでいた時にQを振ってくれていたディレクターさん!あの頃のカミカミの私も優しく包み込んでくれていた横山Dは井門P曰く「仏の横山さん」。そしてこの旅でとても心強い存在だった作家の「雨女の河合さん」。さらにムービーの「幸の薄そうな小笠原さん」、、、(笑)

 

ここまでだいぶ長くなりましたが、、、家族旅行的な感じでいざ出発!

 

実はこの旅の2週間前にも、新潟国際情報大学の文化祭出演のため新潟駅に降り立っていたのですが、今回はさらに新潟港からジェットフォイルに乗り込み佐渡島へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

揺れない!揺れない!!あっという間に両津港。初佐渡島上陸!!!

 

佐渡おけさに挟まれてニンマリ(笑)

早くも踊りたい気分、満載で、足の動き軽やかに。

 

 

 

 

 

 

 

 

レンタカーを借りてまず向かったのは、、、そう!佐渡と言えば朱鷺!トキ!!

ということで「トキの森公園」へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ、「トキの森公園」は「トキ資料展示館」、「佐渡トキ保護センター」、「トキふれあいプラザ」が併設されている公園で、トキに関することを全般的に学ぶことが出来ます。また日本の野生生まれ最後のトキである「キン」のはく製も展示されているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに!基本的には見学することが出来ない「トキ保護センター」で飼育しているトキのゲージを遠めから眺めることが出来る観察回廊が設置されているほか、「ふれあいプラザ」ではミラーガラスの窓から2羽のトキの生活の観察することができます。

ミラーガラスの手前には小さな池が作られていて、そこにドジョウを放つことによって、運が良ければドジョウを捕まえに来るトキを僅か30cmほどの距離から眺めることが出来るのです!!!

 

ここで公園内をご案内して下さったのは、佐渡市のトキ専門員・本間穂積さん!

 

 

 

 

 

 

 

 

特別天然記念物に指定されたことで有名なトキですが、2003年に絶滅してしまうんですね。すると、ある1つの疑問が浮かんできます。

 

「あれ、今いるトキって???」

 

トキと言えば日本の象徴のような鳥ですが、実は今佐渡市に生息しているトキは「中国産」なんだとか。日本で生息が確認された同時期に、実は中国や朝鮮半島でも生息していたとみられているのです。

へぇーーーー。知らなかった!

 

1999年、中国から贈呈されたトキの人工繁殖に成功し、現在では毎年数10羽のヒナが育っていて、佐渡の大空へ放鳥も続いているそうですよ。

今現在、飼育されているトキと自然界で生息しているトキは、合わせて480羽、確認されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ずーっとトキの繁殖に携わられてきた本間さん、いつの日か自然界で大きな群れを成して飛んでいくトキに遭遇したら、、、感動で泣いちゃうかも!っておっしゃってました(笑)

とにかく本間さんのトキ愛がもう全身からあふれ出ていて、、、。

 

本間さん曰く、トキは「様々な危機が迫る自然界で生きていくには、とても難しいタイプの性格をしている」と。

おっとりしていて動きには俊敏さのかけらもない。欲もない(笑)

だから、過保護に面倒見てあげないと生存が難しい。。

人にもいますよね、、、こういう方!(笑)

 

でもそんなお話を伺っていて、なんだか私も守ってあげたくなっちゃった!

2018年の柴田は、、、これだな!!!(笑)

(今のところ、わたし、対極にいるけど、、、)

トキから愛されるヒントをもらいつつ、、、トキの森公園を後に。

 

そこから田んぼが広がる市内を次の取材地へとレンタカーで走っていると、、、

なんと大きな翼を広げて飛んでいるトキを発見!!!

 

遠目で見ると羽は黒く見えるのですが、近づいてきた際、大きく広げた羽の内側が、まさしくトキの象徴である淡いオレンジ!

これはね、本間さんの涙の意味が分かるくらい感動しました!

なんだかちょっと運を手繰り寄せた感じがして、思わず手を合わせて拝みたくなったのは、、、ナイショです(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、次に向かった取材地は、、、トキの森公園から車で1時間南。

小木港近くにある力屋観光汽船さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、わたくし柴田、小さな奇跡を起こすのです(笑)

 

目の前は海岸。水面にプカプカ浮かぶのは、、、た、たらい!??

を、ドラえもんのビッグライトで人が3,4人入れるようにした大きさのもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、ここでは小木に昔から伝わる「たらい舟」に乗ることができるのです。

ということで、早速私も横山Dと一緒にたらい舟へ乗り込ませてもらうことに。


そこでお世話になったのが船頭の中川ミキ子さん!

(なんとこの日がお誕生日でした)

 

 

 

 

 

 

 

 

ミキ子さんの櫂一本での操舵で、スィースィーと気持ちよく進んでいくたらい舟。これが想像以上のスピードと安定性なのです!

 

ミキ子さんは小学生の頃からこのたらい舟で良く遊んでいたんですって。

ずーっと昔から常に親しまれてきた小木の人たちには欠かせないものなんですね。勿論、遊び道具や観光客用のもの、ということではなく、このたらい舟で今も実際に漁に出ているそう。

 

岩礁や入り江が多いこの辺りの海岸では、アワビやサザエなどの貝類やワカメなどの海藻が豊富。小回りと安定性を求める舟が必要となり、選択桶を改良したたらい舟が考案されたそうです。

片手で箱眼鏡を持ち、片手では櫂を操り、漁をするんだって!

凄い!職人技ですね!!!

 

さて、ミキ子さんの操舵で気持ちよく水面を進んでいた私たち。

ここで、何でもやりたがり、、、もとい、体力班として突っ走ってきた柴田の脳裏に浮かんだのは、、、

 

「私も漕いでみたい!!!」

 

簡単に漕いでいるように見えて実は難しく、初めての人には無理だと思いますよ、、、との声を押し切って、みきこさんから櫂を譲り受けたわたくし。

 

 

 

 

 

 

 

 

これが、、、本当に難しいの!

胸の前辺りで両手で1本の櫂を持ち、それを左右に動かしながら漕いでいくのですが、力が入れば入るほど櫂を動かしても舟は動きません。

 

そこでミキ子さんが優しく身体を支えながら幾つかのコツ、ポイントを教えて下さいました。

 

1.足腰に力を入れる(へっぴり腰にならない)。

2.腕の力は抜く。あくまで手は櫂にそえるだけ。

3.櫂はなるべく身体から離した所で漕ぐ。

4.半円を描くように、弧を描くイメージで左右に漕ぐ。

 

とにかく、下半身をどっしり構えて上半身には余分な力を入れない!

ここ、ポイントです!

ミキ子さんが、さりげなく柴田の腰の位置を修正して下さったことで、何となくコツをつかみ、、、何と!舟が前進するように!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は柴田の操舵で舟は着陸するのでした。

 

ということで、、、こんなものを頂いちゃいました!

 

 

 

 

 

 

 

 

「たらい舟操縦士」の海技免状!!!!!

 

喋りで食べていけなくなったら、、、小木港に戻ってこようと思います(笑)

 

素晴らしい経験をありがとうございました!

そして、ミキ子さん、お誕生日おめでとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

興奮冷めやらぬまま、次の取材地、「宿根木」へ。

 

ここ、宿根木は、とても風情のある、趣のある街。

江戸時代、物流の大動脈だった「北前船」西廻り航路の寄港地であった小木港から約4キロほどの所にあり、当時は船大工をはじめとする造船技術者が居住。村全体が木造巨大帆船「千石船」の産業基地として整備され繁栄してきたのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

船大工さんたちが築いてきた街並みや特徴的な建造物は、今も当時のまま保存されていて、街中の建物の殆どが木造の古民家。狭い地域に今も100棟を超える板張りの壁の民家が密集していて、どこまでいっても幅2m弱の狭い道が迷路のように古民家をつなげています。

 

街中を私たちと一緒にブラリして下さったのは、佐渡博物館の高藤一郎平さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

古民家の板壁は、余った舟板を利用して作られているそう。

さすが、船大工さんが築いた街ですね!

 

また狭い土地を余すところなく活用するという考えの元、三角州に建てられた「三角家」もあっぱれ!

このお家、目にしたことがある!という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。そうです。ここは、あの吉永小百合さんのCM撮影で使われた場所!

絵になるんだよなぁ、、、。

 

ただこの場所の素晴らしさは、その絵になる風景の美しさだけでなく、そこにちゃんと「人が息づいている」という点。

取材中にもガラガラ~っと戸を開ける音が聴こえたり、軒先にサンダルが干されていたり、、、生活の音がそこに溢れている!というのが、さらに魅力的な街にしているなぁと感じたりもしました。

 

そして高藤さんが連れて行ってくれたのは「佐渡国小木民族博物館」のお隣にあった「千石船展示館」。

なんと!実物大の千石船「白山丸」が公開されているのです。

長さ25m近くもある大きなもの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保存されていた当時の板図をもとに復元されているそうで、中の作りもとても精巧!ビックリしちゃいました。

これは見る価値アリ!ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、最後に向かったのは、、、一攫千金をねらって!砂金取り体験をしに「西三川ゴールドパーク」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここには金のことを知るための展示室、映像室があるほか、砂金取り体験ができる施設もあるんですね!

一緒に施設内を回ってくれたのは金子隼士さん!

 

 

 

 

 

 

 

 

この辺は「金」子さんという苗字が多いそうで、、、うーん。さすが金の街!笑

 

金は熱や電気を通しやすいのが特徴。またとても柔らかいため薄く延ばすこともできるのです。1gの金の粒を細い糸状にのばしていくと、なんと2000m、つまり2kmもの長さになるんですって!ビックリですよね!

 

そして勿論、お楽しみの砂金取りにも挑戦!

金子さんがとても優しく、砂金取りのやり方を教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

初級・中級・上級と3つのコースがあるのですが、私は一番簡単な初級コースに。

そこには1×10mほどの水槽があり、そこに薄く敷かれている砂の中からプラスチックのボール(おさら)を使って砂をすくいあげます。そこからまずはボールを時計回り、反時計回りにブンブン回して重さのある金を砂の下部分に落とす、選り分ける作業を行います。その後ボールに水を入れながら少しずつボール中の上積みの砂を水とともに流していき、それらの作業を繰り返すことで、砂の量をどんどん減らしてくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後、ボールにほんの少し残った砂に顔を近づけてよーく見てみると、、、ありました!!!一粒の輝く砂金が!!!!!!!


いやぁ、人は金を目の前にすると、こんなにも興奮するものですか!笑

僅か一粒にテンションがMAXまで上がり切りました!

 

 

 

 

 

 

 

 

30分間で取り放題なので、この作業に慣れてくれば何粒も取れそうですよね。

ちなみに、隣で一緒にやってくれた金子さんは3粒獲得!

その3粒を、猫なで声を出して譲ってもらった柴田、、、笑

 

 

 

 

 

 

 

 

しかもですね、この取った砂金は記念品として加工してもらうことも出来るのです!!!

私はパウチカードにしてもらいましたが(わずか30秒ほどで出来上がりました)他にもペンダントや携帯ストラップ、キーホルダーなどに出来ますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にゴールドショップでお買い物!

こんなにキンキラなショップ、他にあるでしょうか、、、というほどの眩い店内。ついつい散財してしまうので要注意ですが、、、笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて佐渡の女子旅、終了!

 

初めてのKIKI-TABI、本当に本当に大満喫しました!

色々体験もできるし、女子はキャッキャいいながら楽しめる事間違いなし!

それにしても、佐渡の方たち、皆さん熱かったなぁ。

心から佐渡を愛していて、佐渡の街を大切にしているのが、ヒシヒシと伝わってきたし、皆さんの熱意にあてられて、フル充電。

明日からまた頑張れそうです!