厳選!岩手の極上牧場巡り!|旅人:井門宗之
2015-11-06
♪今も~聞こえる~あの~メス牛の~声
僕に~極上を~教えてくれたぁ~あ、可愛いメス牛♪
などと「牛に捧げるバラード」を歌ってしまいたくなる程、
今回の旅で僕は牧場という場所が、そして牧場に携わる人が好きになってしまいました。
目を閉じれば浮かんでくる、あの山の牛達。
耳を澄ませば聞こえてくる、あの牛達の鳴き声。
思い出す、あの極上の牛乳やヨーグルト。
それを旨そうに食べる、丸顔の天使…。
そう、今回も前回と同様に岩手を巡る旅。
旅のパートナーは前回の旅で見事な食レポを披露してくれた、
FM岩手アナウンサーの阿部沙織さんだ(愛称:サオリン)。
岩手は広いという事は前回もお伝えしたが(四国4県が入る広さ)、
今回もそれを思い知らされる移動に次ぐ移動!!
いつも賑やかなKIKI-TABI一行が車中で何度かおとなしくなる案件が発生!
ゴルちゃんの物真似も、ミラクルの法螺話も、井門Pのうそつき話も、
途中で一切止まる時間が生まれるほど、大きく移動したのであります。
*中村部長、運転有り難うございました!
この日の移動も朝早く盛岡を出発、一路、岩泉町へ。
岩泉までは車で大体2時間半ほどかかるのだが、
車中は全員のワクワクが止まらない。
サオリン「今日は極上の牧場を巡りますが、
最初の牧場は…最高金賞受賞の牛乳が飲めるんです!」
最高金賞受賞の牛乳…。
聞けばご当地牛乳グランプリで最高金賞を受賞したとか。
更に牧場長は奇跡のリンゴの木村さんとも親交が深いとか。
平地ではなく、里山で放牧する山地酪農をやられているとか。
井門P「サオリン…楽しみしかないねぇ…。」
サオリン「へへへ♪」
気付けば車はズンズンと山の中へ。
右も左も季節がら見事な紅葉で、その美しさに見とれてしまう。
そんな中でも車のオーディオからはFM岩手の放送がクリアな音で聞こえる。
中継のアンテナがしっかりとエリアをカバーしているからだ。さすが!
サオリン「あっ!見えてきましたね!
ここが最初の牧場、なかほら牧場です!」
事務所の建物から見上げる山。
ここからは見えないが、恐らくはこの山の向こうに牛達が放牧されているのだろう。
我々は鼻息も荒く(とにかく牛乳が飲みたい)事務所へとお邪魔。
そこでついに、最高金賞受賞の牛乳とご対面したのでありますっ!
サオリン「ついにご登場!こちらが中洞牧場牛乳です!」
井門P「瓶の中に入っていても、その濃厚さが分かる感じだね!色が濃い!」
逸る気持ちを抑えながらも興奮状態の我々を見て、
牧場の方が蓋を開けてグラスに牛乳を注いでくださった。
驚いたのはその蓋の内側である!
なんと蓋の内側にフレッシュなクリームがくっついているではないかっ!!
井門P「これは…生クリームですよね?」
スタッフさん「えぇ、蓋の内側に付くんですが、
瓶の上の方の牛乳はやっぱり味も濃いんですよ。」
となると、最初にグラスに注がれた方が…濃い??
井門P「あのぅ、では…僭越ながら、この濃いヤツを頂きます!(ごくごくごく)
………………。
うわぁ…美味しいなぁ…。
もっと濃厚な味を想像してたんですけど、サラっともしていて。
バランスがたまらなく良いですね。
ちょっと蓋に付いたクリームも失礼して…(ペロリ)
あっ、生クリームだっ!(笑)」
サオリン「本当に美味しいですね!
アッサリしているから、何杯でも飲めちゃいそう!」
白状しよう。
おれ、3杯おかわりした。
それぐらい美味しい牛乳なのだ。
なかほら牧場のパンフレットにはこう書かかれている。
『“自然放牧・草食・ジャージー牛・ノンホモ・低温殺菌・自家製造~直送”
という考えられる最高の酪農~乳業手法で仕上げています。』
酪農のプロが最高と言う。
これ以上の美味しさを裏付ける言葉があるだろうか。
…こんなに旨い牛乳を分けてくれる牛たちに会いたい…。
我々はなかほら牧場のイケメンスタッフ渡邉蒼梧さんに、
なんとジープで山の上まで案内していただくことに!!
サオリン「きゃー!!凄いっ!かなりの傾斜ですっねっうわっ!!」
井門P「これっ喋ってるっとっ、しっ舌噛むねっ!!」
ジープの後ろで風を感じながら山を登っていく。
確かに傾斜はキツかったけど、
少しずつ開けて行く景色は、ある瞬間から息を飲むものへと変わるのだ。
井門P「いやぁ…この景色は凄い。本当に息を飲むね。
渡邉さん、いまここには何頭の牛がいるんですか?」
渡邉「いまは80頭の牛がいます。この広さなら丁度いい数だと思います。」
見渡す限りの自然を、80頭の牛達がのんびり寝そべったり、草を食んだりして過ごしている。
突然現れた我々に緊張することもなく、普段通りの姿で穏やかに過ごしている。
サオリン「みんな可愛いっ♪こんなに近くても警戒しないんですね!」
渡邉「そうですね。みんな人懐っこい仔たちばかりなので。」
牛を撫でている時の渡邉さんの表情はとても穏やかで、
牧場で働く事は勿論大変な事の連続なのだろうが、きっと得る物も多いのだろう。
たまたま牧場長の中洞さんにお会いする事は出来なかったのだが、
渡邉さんに聞いてみた。中洞場長って、どんな方ですか?
渡邉「そうですね、色々と自由にさせてくれます。
自分の裁量で仕事もさせてくれるので…。その分、責任は出ますけど、はい。
尊敬、してます(笑)」
最後は言わせちゃった感ありましたけど(笑)
でも尊敬しているからこそ、皆が良い仕事をして、
良い牛が育ち、美味しい牛乳が出来るんでしょうね。
あっ、あと牛への愛情。
80頭の牛、全部にちゃんと名前が付いてるんですって。
渡邉「そこの仔牛は…りっかちゃんかな。
あそこの牛はバーバラです!」
こうして広い場所でのびのび育つ牛を眺めていると、本当に帰りたくなくなってしまう。
スタッフ全員名残惜しそうに思いっきり深呼吸を繰り返し、
再び渡邉さんの運転するジープで事務所に。
そこで待っていたのは、中洞の牛乳をふんだんに使ったアイスクリーム!!
ミルクの濃厚さも、いちごのフレッシュ感も、和胡桃の香ばしさも、チョコの味わいも…
全部ぜ~んぶ見事な美味しさでした!!
井門P「最初っから極上だったねぇ…。」
サオリン「もう、たまりませんでしたねぇ!
続いては私も(食いしん坊なのに)まだ食べた事がない…
その名も金のヨーグルトがある“三谷牧場”です!」
井門P「サオリンも食べたことがないの?(食いしん坊なのに)」
食いしん坊「そうなんです!物凄く美味しいらしいんですが、
置いてあってもすぐに売切れで…ムギギギ」
もはや食の権化とも言えるサオリンから闘志が湧いている…。
その金のヨーグルトを作っている「おさんぽジャージー 三谷牧場」は一戸町にあります。
ご夫婦で営む小さな牧場には現在20頭程のジャージー種の牛がいて、
手塩に掛けたこの仔達からとれる牛乳が、絶品のヨーグルトやチーズとなるのであります!
こちらのご主人の三谷剛史さんは農業大学で学んだ後、
様々な牧場や農場で経験を積んだという。
そんな中、たまたま10年前に訪れたこの奥中山に感じる所があり、牧場を開いたそうだ。
三谷「色々やったんですけど、やっぱり牛が良いなぁって(笑)
それで独立してここで酪農をやろうと思ったんです。」
井門「最初は牛もいないでしょうし、収入はどうしていたんですか?」
三谷「最初は兼業です。それでお金を貯めて、仔牛を買いました。
でもその仔牛が大きくなって乳を出すまでまた時間が掛るのと、
やはり最初は設備投資にお金が掛るので…3年か4年でやっとトントンでしたね…。」
最初に買った牛は、三谷さんにとって戦友とも言うべき存在。
実はその牛は今も元気に牛舎にいる。その牛舎を三谷さんに見せて頂いた。
サオリン「いや~~♪みんな可愛い顔してますねぇ!」
三谷「ここにいるのはジャージー種なんですけど、
ジャージー種って顔が可愛いんですよね。そこにまだ生まれて間もない仔牛もいますよ!」
1頭だけ柵で囲われた所に、小さな(とはいえポニーサイズの)仔牛がいる。
その表情がなんとも言えず可愛らしい。
10年前に始まった三谷さんの牧場は、こうして少しずつ仲間を増やし、今に至っている。
牛舎の牛達を眺める三谷さんの表情はどこまでも柔らかかった。
サオリン「(そわそわそわ…)あの、そろそろあのヨーグルトを…。」
井門P「えっ!?何?サオリン、何て言った?」
サオリン「だからぁ、ヨーグルト…。」
井門P「はい??何ですって??」
サオリン「ワシは…金のヨーグルトが…、
食べたいんじゃーーっ!!」
ついにサオリンの食べたいんじゃーが発動。
これに慌てた三谷牧場サイドは奥様を投入、これの鎮静化に成功した(うそうそ)。
奥様「はい!これが金のヨーグルトと2種類のチーズです。
最初ヨーグルトは何もつけずに召し上がってみて、次にお好みでハチミツをつけてどうぞ!」
サオリン「ふぉぉおおお!!これが金のヨーグルトですか!
井門さん!このヨーグルトがなかなか手に入らないヤツなんです!」
井門P「楽しみだったもんね!ではいただきます!(もぐもぐ…)
ああああ~~~~!これは濃厚で美味しいね!
フレッシュな牛乳の風味がしっかりあって、ヨーグルトだし、クリームだし!」
サオリン「またハチミツつけると…おいっし~~!!」
更に頂いた金のチーズ(丸タイプ&ひとくちサイズ)も絶品!
どれくらい美味しいかって??
(三谷ご夫妻が少しテーブルを離れた隙に…)
三谷家の長男君「ねぇねぇ!!食べて良い??チーズ、食べて良い??」
三谷家の次男君「ちょっと頂戴!チーズ、頂戴!!」
井門P「(笑)良いよ、食べな!」
三谷ブラザーズ「やった~!!
(爪楊枝に残りのチーズを刺す→刺しきれないチーズは全て口に放り込む、笑)」
奥様「(遠くから)こらー!いつも食べてるんだから良いでしょう!?」
三谷ブラザーズ「(チーズを持って逃走)」
井門P「いつだって食べられる三谷さんの息子さんが、
あれだけ夢中で食べるんだから、味は間違いないね(笑)」
サオリン「ほんとに(笑)」
夕暮れの牧場を三谷さんのお子さん達が駆けていく。
ここの牛乳を飲んで、チーズを食べて育った子達はとても元気だ。
三谷牧場の何が良いって、このアットホーム感と御夫婦の仲の良さなんです。
こんなに素敵な人達が真摯に作る乳製品、美味しいに違いありません。
あぁ…この旅日記書きながら、またあのヨーグルト食べたくなってきた(笑)
インターネットでも注文は出来る様なので、ご興味のある方はぜひ!
三谷牧場HP⇒ http://www.k5.dion.ne.jp/~mitani/index.html
実はこの三谷牧場の取材前に、KIKI-TABI一行はFM岩手一戸支局の方々と合流。
僕らの取材を一戸支局の方々が熱視線で見守っていたのだが、取材が終わると…
一戸支局「井門さん!一戸支局からインタビューさせてください!」
サオリン「ぜひ、よろしくお願いします!」
井門P「勿論!どうも、井門むね牛です!」
なんてやり取りでほのぼの始まったのだが、
徐々にインタビューに熱が入った一戸支局の方に…
一戸支局「井門さん…あの、井門さんって牛に似てますよね!?」
むね牛「えっ…あっ、あぁ…たまに言われます。」
って、言われるかっ!(笑)
でもこうして支局の皆さんとお話しが出来るのは楽しかったなぁ。
もっと話したい事があったけど、それはまた別の機会に。
今回の取材は岩手の方々にお会い出来るのは勿論、
取材以外の所で支局の方々とお話しが出来たり、リスナーさんに会えたり、
ラジオがまた身近になった旅で。東京のスタジオだけでは見えない事が本当に沢山なのです。
そうそう、東京にいると見えなかったのが、続いての牧場の真の凄さ!
サオリン「小岩井農場ってご存知ですか?」
井門P「勿論!東京のスーパーにも小岩井の牛乳は売ってるもんね!
場所は小岩井にあるんでしょ?」
サオリン「ふふふ~♪小岩井って地名じゃないんです。
私も岩手に来た時に最初に教え込まれたのがそれ!
小岩井農場の小岩井は地名じゃ無くて、
農場を作った方の名字の頭文字なんです!」
井門P「え~~~~っ!!?(秘○のケンミ○ショーごっこ再び)」
岩手以外の方にとって、これは驚きだったのではないでしょうか?
そして更に僕らを驚かせたのはその広さです。
もうね、とにかく広い。
小岩井農場は盛岡から車で30分程の距離にあるのですが、
小岩井農場の入口からまきば園の駐車場まで…5km。
この広大な敷地の中で、いったい全体何が行われているのか…。
小岩井農場まきば園 課長代理:高橋敏明さんにお話しを伺いました。
井門P「まず小岩井農場ってのは人の名字の頭文字なんですね??」
高橋「はい、そうです(笑) 小野、岩崎、井上の三氏の頭文字で小岩井なんです。」
井門P「ひょっとして、岩崎さんというのは…?」
高橋「はい、三菱の岩崎さんですね。
そして井上さんという方は当時の鉄道庁長官の井上勝さんです。」
井門P「あ・あの、日本鉄道の父の井上勝さんですか!?」
かつてYAJIKITA時代、山手線ぶらりの途中だったかと思うが、
品川で井上勝さんのお墓に手を合わせた事がある。
鉄道の旅も多いこの番組、やはりその父には手を合わせなければ…という想いだったのだが、
まさか岩手の牧場でその井上勝さんの名前を聞くとは思わなかった。
これには実は訳があるのです…。
1891年(明治24年)に開設した小岩井農場。
当時は鉄道の敷設により様々な地域に影響を及ぼす事となった。
日本鉄道の父である井上勝は結果的に影響を与えてしまった地域や人の為、
社会貢献という形で、当時は不毛の原野だった小岩井農場周辺を開発していこうと決意したのだ。
高橋「ですから小岩井農場の3分の2は山林なんです。
原野に木を植える所から始まった小岩井農場は、山林事業に力を注いでいるのです。」
どうしても乳製品にばかり目が行きがちであるが、
社会貢献の精神はしっかりと引き継がれ、様々な事業への取り組みを行う小岩井農場。
他にも種鶏事業・たまご事業・環境緑化事業・畜産バイオマス発電事業など、取り組みは多岐に渡る。
井門P「入口から駐車場まで5kmってのは驚きましたが、
実際の小岩井農場の広さってどのくらいあるんですか??」
高橋「えぇ、東京ドーム640個分ですね(笑)」
サオリン「え~~~~っ!!!!」
高橋「東京ドームで分かりにくければ、
山手線内側の面積の半分です。」
井門&サオリン「え~~~~~~っっ!!?」
高橋「その内、皆さんが遊んだり出来る“まきば園”は全体の1%くらいですよ。」
井門&サオリン「え~~~~~~っっ!!?」
小岩井農場、恐るべし…。その広さは想像の遥か上をいっていた。
いや、アレですよ、まきば園だって相当広いんですよ!
小岩井農場全体の広さがアレ過ぎるから、1%って言われたら小さいのかなって思っちゃうけど。
高橋さんには“それでもかなり広い”まきば園をご案内頂きました!
サオリン「ちょうど紅葉も綺麗ですし、気持ちいいですね~!」
井門P「ここは子供を連れてきたいなぁ…。絶対に喜ぶでしょうね!」
高橋「岩手の子供は大体幼稚園の親子遠足でウチにいらっしゃいますね。
そういう時期になったら園内はお子さんだらけですよ(笑)」
井門P「子供の頃に小岩井農場を体験出来るなんて、幸せな事ですね?」
高橋「そうですね、ここは酪農にしても本物を見る事が出来ますから。
いわゆる観光農場とは違うんです。」
勿論、来るお客さんを楽しませる為に様々な工夫を凝らしているのは間違いない。
しかしそれだけではなく(だってまきば園は全体の1%なんだから、笑)、
前述の通り様々な事業を社会貢献の為に行っているのが小岩井農場なのだ。
高橋「牛だけですと2000頭いますけど、
ココは羊の放牧地もありまして。羊も200頭くらいいるんですよ。
時間になると羊ショーも楽しむ事が出来ます!」
羊のショーは牧羊犬の羊追いを実際に見る事が出来るイベントなのだけど、
たまたま僕らが行った時も牧羊犬が練習中で(笑)
羊をしっかりと犬が追っている様子を見る事が出来ました!
更にお隣には「星と自然館」もあり、
シーズンになると夜も開放して望遠鏡でスターウォッチングも出来るとか。
高橋「命を頂く事の大切さも学んで欲しいので、
これも期間は限られるのですが、ここで飼育している羊をジンギスカンで頂くこともしています。」
まきば園の中でジンギスカンを食べる牧場館という施設があるのだが、
いつもは輸入肉を使用しているとの事。ただ期間限定で小岩井産の羊肉が頂けるのだ。
社会は循環している、それを食を通じて体感する事も出来る。
他にも乗馬が出来たり、アーチェリーが出来たり、アクティビティも豊富!
井門P「折角ですから、何か体験出来ますか?」
高橋「ではすぐ近くのアーチェリーはいかがでしょう?」
井門&サオリン「ぜひっ!!」
このアーチェリー場で奇跡が起きた。
1回10本の矢を貰いそれを遠くの的に当てるのだが、
的の真ん中に風船が付いている。この風船を割れば記念品…という事なのだが…。
井門P「(バシュッ!)あ~なかなか真っすぐに飛ばないもんだねぇ…。」
サオリン「(バシュゥ!)私なんか的にも当たりませんよ~!
井門さん、凛々しいなぁ。ちゃんと的に当たってるじゃないですか。」
井門P「いやいや、ちゃんと風船狙ってるんだけど…(バシュッ!)
あれれ!!隣の的にいっちゃったよ(笑)」
アーチェリーの先生「もっとこう、矢を引いてさ、ぐーっと。
そうそう、それで少し上を狙ってみて、はいっ、撃つっ!」
サオリン「(バシュッ!)あーっ、なんとか的に当たりました!」
井門P「(バシュッ!)的には当たるんだけどなぁ…。
あっ、サオリンも僕も次が最後の1本だ!」
サオリン「では…しっかりと狙いを定めて…。
いきますっ!(バシュッ!!)パンッ!!」
皆「すげーーーーーーっ!!!!!!!
風船、割れたっ!!!!!!」
サオリン「やったやった~!!
わたし、持ってるっっ!!」
というわけで、本来ならこんなに盛り上がる予定では無かったのですが(笑)
思いのほかアーチェリーで盛り上がる一行。
でもこうして自然の中で時間を忘れてアクティビティを楽しむって良いなあ。
ますます子供を連れてきたくなったのは言うまでも無く…。
高橋「ぜひお連れください!何度も言いますが、ここは本物が見られますから!」
ニコニコしながらそう仰る高橋さんにオススメされて、
小岩井農場自慢のソフトクリームにも舌鼓。
このフレッシュさもここでしか戴けないんですよね!これも最高に旨いっ!
間違いなく一日中遊べる小岩井農場、来年はプライベートで来るぞ!!
サオリン「もう、この収録が終わったら…。
旅はおしまいなんですね…。なんか、凄く寂しい。寂しいよぉ!」
ゴル「これが終わったら僕がマイクを向ける事は無いんだからねっ!」
サオリン「そういう事を言わないでくださいよぉ(泣)」
井門P「僕が“ねぇ、サオリン?”なんて、話を振る事もなくなるんだからねっ!」
サオリン「だからぁ~っ!!(泣)」
岩手の取材が全て終了し、北上の駅まで送ってくれたサオリンと中村部長。
新幹線口では岩手のリスナーさんも見送りに来てくれ(遠かったでしょうに、ありがとね)、
夕暮れの中で大撮影会となりました。
ラジオではメッセージで紹介させて貰っているけど、それは日常の一瞬を切り取ったもので。
こうして面と向かって話をすると、
やっぱり人間同士の触れ合いって大切なんだよなって思わされます。
僕は前から“会いに行けるDJを目指します!”みたいな事を言っているけど、
それは本当に心から思っている事で。
こうして遠くのリスナーさんに会えた事や、サオリンと旅を出来た事はとても貴重な事でした。
皆からのお土産で少しだけ重量を増した鞄を引き、北上駅の扉を抜ける。
ふと振り返ると僕らが見えなくなるまで、
そこにいた人全員が大きく手を振ってくれていました。
皆、最後まで本当に有り難う。
また“ただいま!”って言いに、帰ってくるからね。
その時まで、待っててね!